当番世話人挨拶
第13回先進内視鏡治療研究会(J-CASE) 当番世話人 中島 清一 大阪大学大学院医学系研究科 次世代内視鏡治療学共同研究講座 |
この度、第13回日本先進内視鏡治療研究会(J-CASE)の当番世話人を担当させていただくこととなりました。10年を超える長きにわたって、内視鏡診断・治療の最前線に位置し続ける本研究会をお世話させていただくことは、大変光栄なことと感じております。
今回のテーマは「Ad augusta per angusta.(狭き道によって高みに)」とさせていただきました。6年前に弊学消化器外科の土岐祐一郎が担当させていただいた第7回NOTES研究会のテーマ「Quo Vadis(どこへ向かうのか)」を思い起こしながら、以後のhalf decadeに諸先生方とともに歩んできた道程も考え、ラテン語の古い成句を借り出してきたものです。
我が国の軟性内視鏡、腹腔鏡手術は、多くの先達が困難な「狭き道」をあえて歩みながら「高み」へと導いてきたものです。「高み」を極めてこそ見えてくる「風景」があるはず。第13回研究会では、そのような「風景」を内外へ広く発信し、より安全かつ標準化された次世代の内視鏡診断・治療へ繋がる、有意義なディスカッションができればと願っております。
第13回研究会が皆様にとって意義深いものとなりますよう、教室員一同鋭意準備してまいります。皆様の積極的なご参加をなにとぞよろしくお願い申し上げます。